映画『青春デンデケデンデケ』あらすじ（ネタばれナシ）・みどころ・解説・感想

1992年10月31日に公開された映画『青春デンデケデンデケ』。

この記事では、映画『青春デンデケデンデケ』のあらすじ（ネタばれナシ）・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『青春デンデケデンデケ』の予告編

主人公「藤原竹良」は香川県に住む普通の中学生。

ある日、ラジオで聴いたベンチャーズが奏でる「デンデケデケデケ」というイントロに、衝撃を受けます。

竹良は高校に進学し、友人3人と共に「ロッキング・ホースメン」というロックバンドを作りました。

ロックにのめりこんだ男子高校生4人の高校生活を描いた、青春映画です。

藤原竹良、白井清一、合田富士男、岡下巧の４人は、同じ高校で出会い「ロッキング・ホースメン」というバンドを立ち上げます。

楽器代を稼いだり、場所を確保したり様々な苦労をしながら、バンド活動をスタートさせました。

ロックに打ち込む毎日を送る中で、４人は切磋琢磨をしながら成長していきます。そして高校三年生になった４人は、文化祭でコンサートをすることになりました。

無事成功をおさめたのも束の間、彼らには高校卒業、進学という節目の時期が迫っていました。

ロッキング・ホースメンとしての活動はどうなってしまうのか、ロックを愛する青年達を描いた作品です。

「青春デンデケデケデケ」は1992年に公開されました。原作は芦原すなおさんによって書かれた同名の小説です。

ロケで使用された場所は、ほぼ香川県立観音寺第一高等学校の周りで、観音寺市を中心に四国で撮影されました。また、ロックを中心とした当時流行していた音楽が、劇中歌として多く使用されています。

1993年に音楽を担当された久石譲さんが「日本アカデミー賞最優秀音楽賞」を受賞しました。

同年に藤原竹良役を演じた林泰文さんと、合田富士男役を演じた大森嘉之さんが「日本アカデミー賞新人俳優賞」を受賞しました。

2007年には漫画化、舞台化されるなど多くの人気を得ている作品です。

この作品の見どころは、竹良たち４人がロックバンドでの活動を通して、青春を謳歌しているところです。見ていて私も学生時代にタイムスリップしたような気持ちになるくらい、４人の送る高校生活に見いってしまいました。

また劇中で流れてくる音楽も見どころです。現在も大活躍されている久石譲さんが担当されていて、音楽を選ぶセンスに脱帽しました。

誰もが一度は耳にしたことがあるような音楽であり、懐かしさもある素敵な音楽は、作品のストーリーをより一層引き立てていました。

見たらもう一度何かに夢中になった学生時代に戻りたくなる、魅力的な作品です。

「青春デンデケデケデケ」を通して、私も人生をもっと楽しんでいこうと思いました。

また、大人になりいつのまにか忘れつつあった何かに夢中になる心を、もう一度大切にしていこうと感じました。

改めて大好きな映画です。