1969年11月15日に公開された映画『続・男はつらいよ』。
この記事では、映画『続・男はつらいよ』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『続・男はつらいよ』の予告編
久しぶりの帰郷で、寅さんはとらやに滞在している間に、懐かしい再会を果たします。
恩師である先生とお酒を飲んでいる席で、調子に乗ってお酒を飲みすぎてしまい体調を崩し入院をすることになりますが、寅さんは病院を抜け出してしまいます。
その後、無銭飲食で警察沙汰となったり、問題を起こします。
そこから、故郷を後にした寅さんは京都で瞼の母に会いに行くことになります。
爆笑あり、感動ありの見どころたっぷりの映画です。
映画『続・男はつらいよ』のあらすじ(ネタバレなし)
主役の寅さんこと車寅次郎は、とらやでの滞在を経て旅に立つとき、長らく会っていなかった先生に出会います。
先生の家で先生の娘の夏子さんに一目ぼれをした寅さんは、浮かれすぎて飲みすぎてしまいます。
病院に入院する事態に発展してしまいますが、そこから脱走をはかります。
焼き肉店での無銭飲食や、男性への暴力で警察沙汰になり、さくらに迷惑をかけたことを申し訳なく感じた寅さんは、旅に立ちます。
そこから一か月ほどのち、寅さんは京都で先生と夏子さんに出会います。
寅さんは、瞼の母に会うために京都に来ているのとのことで、探すことになります。
映画『続・男はつらいよ』の解説
1969年11月15日に日本で公開された映画です。上映時間は93分。配給は、松竹からとなっています。
男はつらいよシリーズの二作品目となっていて、同時上映は「喜劇・よさこい旅行」です。
第一作目の公表を受けて製作されました。
初めは、この作品で終了の予定で、山田監督もそのつもりでこの作品を引き受けました。
ロケ地は、京都府京都市右京区の渡月橋、嵐山、中京区、清水寺や、三重県伊賀市柘植駅、東京都葛飾区東金町となっています。
第24回毎日映画コンクール監督賞を受賞しています。また、渥美清さんが主演男優賞を受賞しています。
映画『続・男はつらいよ』のみどころ
一作品目の男はつらいよが人気だったということで、続編となる二作品目でも、一作品目に登場した主要メンバーが出てくることから、ファンにはたまらない作品となっています。
前作からの、寅さんならではの自由奔放さや、女性に惚れやすいことなど、見ていて笑える部分があるのが見どころとなっています。
今回は、東京の葛飾区だけではなく、京都などの関西にも出向いていることから、関西の有名な土地を回っている風景も見ていて楽しい部分になります。
そして、恩師のことを大切に思い、悲しみに打ちひしがれる中、自分がしっかりしない部分と、しっかりとした部分も見せるため、感動できるシーンも見どころになります。
映画『続・男はつらいよ』の感想
登場しているキャラクターがとても魅力的で、テンポが良いです。
病院を入院中に抜け出してしまったり、好き勝手食事をしてしまったり、どこまで自由なんだろうという性格の寅さんですが、みんなに愛されているのも分かり、とても温かい気持ちになれます。
映画『続・男はつらいよ』の登場人物・キャスト
- 車寅次郎:渥美清
- 諏訪さくら:倍賞千恵子
- お菊(寅次郎の実母、グランドホテルの経営者):ミヤコ蝶々
- 坪内夏子[3](散歩先生の娘):佐藤オリエ
- 藤村薫(つとむ)(金町中央病院の医師):山﨑努
- 車つね:三崎千恵子
- 諏訪博:前田吟
- 川又登:津坂匡章
映画『続・男はつらいよ』のスタッフ
- 監督・原作:山田洋次
- 脚本:山田洋次、 小林俊一、宮崎晃
- 製作:斎藤次男
- 音楽:山本直純