映画『セントラル・ステーション』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

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1999年2月6日に公開された映画『セントラル・ステーション』。

この記事では、映画『セントラル・ステーション』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『セントラル・ステーション』の予告編

《『セントラル・ステーション』の予告編》

母を亡くした9歳の少年と代筆屋を営む老女の物語。
リオの中央駅で出会った、二人の心が触れ合う感動のロード・ムービー。

少年は父親の顔もはっきり覚えていなかった。旅の途中で様々にハプニングにも見舞われながらも父親探しの長い旅をする。

監督は、ブラジルの新進気鋭監督と呼ばれるヴァルテル・サレス監督。

老女ドーラ役は、ベルリン映画祭主演女優賞受賞のフェルナンダ・モンテネグロ。

数々の主演女優賞に輝くマリリア・ペーラ。

少年ジョズエ役は、1500人のオーディションから選ばれた名子役ヴィニシウス・デ・オリヴェイラ。

本作品は、一生忘れられなくなる感動の名作!

映画『セントラル・ステーション』のあらすじ(ネタバレなし)

ブラジルの名女優フェルナンダ・モンテネグロが演じる老女のドーラは、リオ・デ・ジャネイロの中央駅(セントラルステーション)で代筆業を営んでいた。

ある日代書業を営むドーラのもとに、一人の女性が9歳の子供を連れて夫に手紙を書いて欲しいと依頼に来た。

しかしその後女性は、事故に遭い命を落としてしまい、男の子は一人取り残されてしまう。

母を亡くした少年をみかねたドーラは、少年ジョズエを父親のところに行かせるために、母の残した夫あての手紙を頼りに、一緒に父親探しの長い旅に出るのだった。

映画『セントラル・ステーション』の解説

世界各国で高い評価を受けリオ出身のウォルター・サレス監督の出世作となった。1998年公開のブラジル映画。

主人公のドーラは、手紙の代筆屋という仕事をしていて日本ではあまり聞いたことが無いが、識字率の低いブラジルでは、まともの教育を受けられず読み書きが出来ない人が少なからず存在しています。

客の多くは貧困層の人で、ドーラの職業や本作品を通して、ブラジルの貧困のリアルさやシビアな現実が垣間見えてきます。

「セントラルステーション」は、ブラジルのリオにてその日暮らしをしている老女と少年が父親探しの旅に出るロード・ムービーで、1998年にベルリン映画祭にてグランプリを受賞しその後も数々の賞を受賞して、世界中を感動させた作品です。

ブラジル映画としては、海外映画祭でのグランプリ受賞は初めての快挙で、もちろん国内でも大ヒットとなり大いに盛り上がり、世界中がこの作品に感動し人生について考えさせられる作品となりました。

映画『セントラル・ステーション』のみどころ

この映画は、ベルリン国際映画祭グランプリ受賞他、主演女優賞、ゴールデングローブ受賞など数々の賞を受賞し世界中を感動させたブラジル映画です。

本作品は、孤独な女が母親を亡くした少年の父親探しの旅に付き合い、亡くなった母親が残した夫宛の手紙だけを頼りに長い長い旅に出るロード・ムービーだが、リオのごちゃごちゃした世界からどこまでも続く静かな風景は、広大な土地や異国情緒あふれるブラジルを知ることが出来き、必見です。

また、主演の名女優フェルナンダ・モンテネグロの演技も素晴しくて、卑屈で孤独な独身老女が少年ジョズエとの旅を通して、人に幻滅していたのが人の心を取り戻していく、心温まるヒーリングムービーとなっているところもみどころとなっています。

映画『セントラル・ステーション』の感想

心に残る本当にいい映画です。人生観を変える力を持ち、いい映画に巡り合えたなぁと感じさせてくれる作品でした。

貧困や格差が広がって犯罪が増えているブラジルでも、人との交流や誰かの為に何かをしてあげること、心の交流が一番大切なんだと思わせてくれました。

映画『セントラル・ステーション』の登場人物・キャスト

出演・キャスト
ドーラ(Dora):フェルナンダ・モンテネグロ
イレーネ(Irene):マリリア・ペーラ
ジョズエ(Josue):ヴィニシウス・デ・オリヴェイラ
アナ(Ana):ソイア・ライラ
セサール(Cesar):オトン・バストス
ペドロァン(Pedrao):オタヴィオ・アウグスト
ヨランダ(Yolanda):ステラ・フレイタス
イザイアス(Isaias):マテウス・ナシュテルゲーレ
モイゼス(Moises):カイオ・ジュンケラ

映画『セントラル・ステーション』のスタッフ

監督
ヴァルテル・サレス

脚本
ジョアン・エマヌエル・カルネイロ
マルコス・ベルンステイン

製作総指揮
リリアン・バーンバウム

エグゼクティブプロデューサー
エリザ・トロメッリ
リリアン・ビルンバウム
ドナルド・ランボ

製作
アーサー・コーン
マルティーヌ・ド・クレルモン・トネール

録音
ジャン・クロード・ブリッソン
フランソワ・グルート
ブリュノ・タリエール
バルディル・グザビエ

編集
イザベル・ラテリ
フェリーペ・ラセルダ

撮影
ヴァルテル・カルヴァーリョ

音楽
アントニオ・ピント
ジャック・モレレンバウム

美術
カシオ・アマランテ
カルラ・カフェー

字幕
石田泰子

洋画
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