映画『静かなる男』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

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1953年3月3日に公開された映画『静かなる男』。

この記事では、映画『静かなる男』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『静かなる男』の予告編

アメリカを離れ、故郷・アイルランドにやってきたショーン。

ある出来事をキッカケにボクサーを辞めたショーンは、心機一転するためにアイルランドでの生活を選んだのです。

最初はよそ者扱いされていましたが、次第に馴染み、誰からも慕われる人気者に。

そして、偶然出会ったメアリーと恋に落ちます。しかし、メアリーの兄・レッドはそれを快く思えませんでした。

映画『静かなる男』のあらすじ(ネタバレなし)

アメリカを離れたショーンがやってきた場所は、故郷のアイルランド。そこにある小さな村で新生活を始めようと、移住してきたのです。

降り立った駅から村まで案内してくれたミケリーンが牧師と話している間、ショーンは偶然出会ったメアリーに一目惚れしてしまいます。

その様子を見ていたミケリーンから、「やめておけ」と忠告されてしまいます。

そして、小屋を買うことにしたショーンは、ミケリーンの案内で交渉先へ向かいます。熱意を持って交渉するショーンですが、そこに邪魔が入ります。

邪魔をした男はレッドといい、なんとメアリーの兄だったのです。

映画『静かなる男』の解説

1952年にアメリカで公開され、翌年には日本でも公開された映画作品です。

アカデミー賞では監督賞を多く受賞しているジョン・フォードが監督を務め、ジョン・フォード映画には欠かせない存在のジョン・ウェインが主演しています。

舞台となったアイルランドの大自然を、ジョン・フォード監督が見事な映像演出で魅せてくれます。

アカデミー賞では7部門にノミネートされ、監督賞とカラー撮影賞を受賞しています。ゴールデングローブ賞では受賞はなかったものの、監督賞を始めとする2部門にノミネートされました。

監督や俳優だけではなく、音楽も評価されている映画作品です。

映画『静かなる男』のみどころ

ある出来事をキッカケに、アイルランドにやってきた主人公を描いたストーリーです。

一見、暗さの目立つ演出かと思いきや、コメディーシーンが多くあり、明るく楽しい演出なので、ラストシーンまでリズミカルに進展します。

何でもありな自由な雰囲気が、50年代の映画ですが今見ても楽しめます。笑いだけではなく、個性豊かな村人たちの暖かさなど、人情シーンも見どころです。

ジョン・フォード監督が演出する、舞台・アイルランドの大自然による映像美や、映画音楽を高評価されているヴィクター・ヤングの音楽が、より作品を盛り上げています。

映画『静かなる男』の感想

ヒューマンドラマのような固い演出かと思いきや、コメディシーン満載のリズミカルなストーリー展開で楽しく見れます。

ジョン・フォードの映像美とヴィクター・ヤングの音楽も、ぜひ注目してもらいたいです。

笑いあり人情あり、ラブストーリーありの明るい雰囲気の映画作品です。

映画『静かなる男』の登場人物・キャスト

ショーン:ジョン・ウェイン
メアリー:モーリン・オハラ
レッド:ヴィクター・マクラグレン
ミケリーン:バリー・フィッツジェラルド

映画『静かなる男』のスタッフ

監督:ジョン・フォード
脚本:フランク・S・ニュージェント
原作:モーリス・ウォルシュ
音楽:ヴィクター・ヤング
撮影:ウィントン・C・ホック

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