1952年9月2日に公開された映画『モンキー・ビジネス』。
この記事では、映画『モンキー・ビジネス』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『モンキー・ビジネス』の予告編
1952年にアメリカで公開されたコメディ映画です。研究中のチンパンジーのいたずらから、偶然できてしまった「若返りの薬」をめぐって騒動が起きます。
主人公の博士が自分で調合した薬を飲んだ後、チンパンジーが適当に調合した飲料水とは知らずに飲んでしまいます。
その飲料水のせいで、言動だけ若くなり、勘違いをしている登場人物たちが、それに振り回されることになります。
映画『モンキー・ビジネス』のあらすじ(ネタバレなし)
主人公の博士バーナビー・フルトン博士は、とある薬品会社で若返りの研究をしていました。ある日、実験用に飼っていたチンパンジーが檻から抜け出し、どんどんと好きに薬を調合し、飲料水のタンクに入れてしまいます。
そんなことを知らず、博士は自分で調合した薬を試した後に、口直しのために、そのチンパンジーが調合した飲料水を口にします。
そのことをきっかけに、見た目は変わらず中身だけが若返るという薬を作り上げたと勘違いします。
チンパンジーが調合した飲料水が、博士だけではなく、周りの人を巻き込んで、騒動を起こします。
映画『モンキー・ビジネス』の解説
1952年9月2日にアメリカで公開されました。上映時間は97分です。
製作国は、アメリカで、言語は英語となっています。
この作品の「モンキー・ビジネス」とは、英語で「いんちき」という意味にあります。
日本の劇場では未公開の作品となっています。
マリリン・モンローが出演し、喜劇に開眼した作品として知られています。
マリリン・モンローのコメディエンヌぶりが楽しめる作品で、セクシーで少しドジな秘書役が好演で、見事なコメディの存在を見ることができます。
チンパンジーが薬を次々と混ぜる演技が高評価となっている作品です。
映画『モンキー・ビジネス』のみどころ
チンパンジーがうまく薬を調合していくシーンや、それを知らずに人間が振り回されるという設定がとても楽しいです。
そして、中身だけが若返るという、演技が難しいことになりますが、それも出演者の方が面白く演技しているので、見ていてまるでコントを見ているような感覚になります。
若いころのマリリン・モンローの演技も見ることができ、かわいらしく少しドジな部分のコメディ的な演技が見られることから、この部分がみどころだと言えます。
登場人物すべてのテンポが良くて、薬を飲んだ後の反応がそれぞれ面白いので、そこを見どころとして楽しめる作品です。
映画『モンキー・ビジネス』の感想
見た目は変わっていないのに、中身だけ変わるというのは、演技力が試されることになりますが、これが面白く表現されていて、大人が子供になるとこんなことになるのかと、思いながら作品を見ることができます。
マリリン・モンローの演技がかわいくて、新たな魅力を発見できるのが良かったと感じる作品です。
映画『モンキー・ビジネス』の登場人物・キャスト
- バーナビー・フルトン博士:ケーリー・グラント
- エドウィナ・フルトン:ジンジャー・ロジャース
- オリヴァー・オクスレイ社長:チャールズ・コバーン
- ロイス・ローレル:マリリン・モンロー
映画『モンキー・ビジネス』のスタッフ
- 監督:ハワード・ホークス
- 脚本:ベン・ヘクト
- チャールズ・レデラー(英語版)
- I・A・L・ダイアモンド
- 原案:ハリー・シーガル(英語版)
- 製作:ソル・C・シーゲル