映画『聖なる酔っぱらいの伝説』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

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1990年1月26日に公開された映画『聖なる酔っぱらいの伝説』。

この記事では、映画『聖なる酔っぱらいの伝説』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『聖なる酔っぱらいの伝説』の予告編

主人公アンドレアスは、セーヌ川の橋の下でホームレスとして暮らしていました。

そんなある日、彼は一人の老紳士からお金を渡されます。但し、そのお金は教会のミサの日に返さなければなりません。

その後、アンドレアスの身に次々に幸運が舞い込みます。

ミサの日、彼は返済を2度ほどすっぽかします。

そして、三度目の日曜日、アンドレアスは一人の少女を見て驚くのでした。

映画『聖なる酔っぱらいの伝説』のあらすじ(ネタバレなし)

元炭鉱夫のアンドレアスは、セーヌ川の橋の下でホームレス生活を送っていました。

ある日、彼の下に老紳士が現れ、200フランもの大金を渡してきます。

アンドレアスは一旦は受け取りを拒否しますが、返済を約束にお金を受け取りました。

老紳士の話では、聖テレーズの本を読んだ後に幸運が訪れるようになったと言います。

その後、アンドレアスは身なりを整えて街のパブに入りました。すると、見知らぬ男性から仕事話を持ち掛けられます。
手間賃は2日間200フランで、アンドレアスはすぐさま了承しました。

日曜日、彼は老紳士から借りたお金を返そうとパブティニョル教会に向かいます。

しかし、パブで酔っぱらってしまい、ミサの時間に間に合わないのでした。

映画『聖なる酔っぱらいの伝説』の解説

本作はヨーゼフ・ロートの小説を基に、1988年に制作されたイタリア・フランス映画です。

物語の舞台はフランス・パリで、一人の酔っぱらいの身に起こった奇妙な出来事が描かれています。

本作は、第45回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で上映されました。

監督はイタリア出身のエルマンノ・オルミで、彼は1961年のヴェネツィア国際映画祭でイタリア批評家賞などを受賞しています。

主演のルトガー・ハウアーは、ポール・バーホーベン監督の「危険な愛」の主役として有名です。

本作では、彼の神秘的で情熱的な側面が掘り下げられています。

映画『聖なる酔っぱらいの伝説』のみどころ

本作の見どころの一つは、アンドレアスが、酔っぱらってお金を返せなくなることです。

彼は屡々、仕事帰りにパブに立ち寄ってしまいます。日曜日、彼は教会の鐘の音でベッドから飛び起きました。

午前中のミサが終わっていたので、午後のミサまで近くのパブでワインを飲みながら過ごします。アンドレアスは、グラスが進んで酔っぱらってしまいます。

ミサの時間になり、彼は慌てて教会に向かいました。すると、昔の恋人カロリーヌと遭遇してしまい、彼女に誘われるまま出かけてしまいます。結果、アンドレアスは200フランを使い果たしてしまい、無一文に戻るのでした。

彼は何度もお金を返そうとしますが、そのたびに何か偶然が重なり返しそびれてしまうやり取りが面白いところです。

映画『聖なる酔っぱらいの伝説』の感想

本作は、俳優の演技と演出で展開されるという、アーティスティックな作品に仕上がっています。

ストーリー自体も面白く、視聴者を飽きさせることがありません。

主人公自体が明るい性格で、悲劇性が全く感じられないのも魅力だなと思いました。

映画『聖なる酔っぱらいの伝説』の登場人物・キャスト

アンドレアス:ルドガー・ハウアー
老紳士:アンソニー・クェイル
カロリーヌ:ソフィー・セガレン
ヴォイテク:ドミニク・ピノン
ギャビー:サンドリーヌ・デュマ

映画『聖なる酔っぱらいの伝説』のスタッフ

監督:エルマンノ・オルミ
脚本:エルマンノ・オルミ、トゥリオ・ケツィク
原作:ヨゼフ・ロート
製作:ロベルト・チクット ヴィンチェンツォ・デ・レオ
撮影:ダンテ・スピノッティ

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