映画『ローラ』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

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1992年1月17日に公開された映画『 ローラ(Lola)』。

この記事では、映画『ローラ』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『ローラ』の予告編

ナントという街で、人生に明確な目標が見出だせないままで、日々を送っていた男性ローラン。

彼はやがて、昔からの知り合いで今はダンサーをしている女性と再会する事で物語が展開していく。

女性は、今ではローラと名乗っていた。

やがてローランは、自分がローラを愛していると悟り、愛を告白するため、当初考えていた旅を一時取りやめる事とする。

映画『ローラ』のあらすじ(ネタバレなし)

フランスの港町ナントで踊り子として働くローラ。ローラは現在、息子のイヴォンと共に暮らしていました。

そのころ同じ街で暮らしていた、ローランは勤務先で勤務態度を問題にされ解雇を受けてしまいます。

ローラは、現在、突然自分から去っていったミシェルを待つ身でした。

一方解雇を受けたローランは、書店に立ち寄りデノワイエ夫人とその娘であるセシルと知り合いになります。

セシルという名はローランにとって幼いころから気に入っていた女性と
同じ名前であり、今はその所在をローランは把握していませんでした。

しかしローランは偶然にもセシルと再会する事となります。

セシルは現在ローラと名乗りダンサーをしており、ミシェルという男性の帰りを待っている身の上だと知らされるローラン。

やがてローランは自分がローラを愛している事に気が付き、自分の気持ちを告白します。

映画『ローラ』の解説

ローラは1961年製作の白黒映画です。

監督は、フランス映画界を代表するジャック・ドゥミで、後に「シェルブールの雨傘」を製作した巨匠です。

映画が製作された1960年代は、郊外でのロケ撮影を積極的に取りいれた
新しい映画作りがフランスで積極的に始まり、この動きはヌーベルバーグと呼ばれました。

ローラはヌーベルバーグの典型的な作品で、港町ナントでの風景や美しい音楽を巧みに織り交ぜた従来のフランス映画とは一線を画した作品とされています。

ローラは、道など数々の名作を残した、カルロ・ポンテと、気狂いピエロなどを製作したジョルジュ・ド・ボールガールの2名の代表的な製作者により製作された作品です。

映画『ローラ』のみどころ

登場人物がそれぞれ誰かに恋している所が見どころです。

ローランは、デノワイエ夫人から好意を受けていて、夫人の一人娘であるセシルは、水兵のフランキーに恋心を抱き始めています。

さらにローランは、幼馴染であり今はダンサーとして子供を育てるローラに恋心を抱いています。

ナントという街を舞台にそれぞれの思いが叶うよう、懸命に生きていく過程がこの映画の見どころです。

特に主人公のローランが、ローラという幼いころから知っていた女性と再会して以来、真剣に彼女を愛そうと思い始めた途端に、男女の関係を持つ別の男性が現れた事に対する激しい怒りを表すシーンも見どころといえます。

映画『ローラ』の感想

「ローラ」は多くの人たちの新しい人生の門出を描くために、個性ある登場人物を登場させて一つの作品として完成させた優れた作品だと感じました。

人は誰でも人生に希望を持っていますが、ミシェルやローラたちはその人生への希望を、数年かけたが見つけられたからこその旅立ちであると思います。

映画『ローラ』の登場人物・キャスト

ローラ:アヌーク・エーメ
ローラン:マルク・ミシェル
フランキー:アラン・スコット
デノワイエ夫人:エリナ・ラブールデット
セシル:アニー・デュペルー

映画『ローラ』のスタッフ

監督 : ジャック・ドゥミ
製作 : カルロ・ポンティ,ジョルジュ・ドゥ・ボールガール
脚本 : ジャック・ドゥミ
撮影 : ラウール・クタール
音楽 : ミシェル・ルグラン

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