映画『めまい』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

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1958年10月7日に公開された映画『めまい』。

この記事では、映画『めまい』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『めまい』の予告編

サスペンスの神様と評されたアルフレッド・ヒッチコックの数ある作品の一つで、映像にて物語を表現している芸術性のとても高い名作と言われるミステリーサスペンスです。

原作は、フランスの作家であるボワロ=ナルスジャック(ピエール・ボワロー&トーマス・ナルスジャック)のミステリー小説です。

元刑事のジョンは過去の出来事によって高所恐怖症になっていました。そんなジョンのもとに旧友が現われ妻の身辺調査をお願いされるのですが…

映画『めまい』のあらすじ(ネタバレなし)

「スコティ」と呼ばれている刑事のジョン・ファーガソンは、犯人を追う途中で高所恐怖症によるめまいに襲われてしまいそのことで悩み警察を辞めてしまいます。

そこへ学生時代の友人であるエルスターが現れて、何かに取り憑かれたように不審な行動をする妻のマデリンを調査してほしいとのことでした。

スコティはマデリンを尾行し、そのうちに彼女の先祖であり過去に不遇の死を遂げた人物であるカルロッタの存在を知ります。

カルロッタは髪型から首飾りまでマデリンそっくりでした。

スコティはエルスターから「マデリンはカルロッタの亡霊に取り憑かれている」との見解を聞かされます。

映画『めまい』の解説

サスペンス映画の神様と言われたアルフレッド・ヒッチコック監督が描くミステリーサスペンス映画の「めまい」は、物語が美しい映像で語られている映画表現の面白さを存分に堪能できる作品の一本です。

1950年代末に始まったフランスの映画運動“ヌーベルバーグ“の中心的な監督であるフランソワ・トリュフォーとジャン=リュック・ゴダールから支持を得て再評価されたこの「めまい」です。

そして技術がメインではない心理描写に重きをおいた演出は特に際立っていて、スティーブン・スピルバーグ監督やマーティン・スコセッシ監督もヒッチコックの演出テクニックに影響を受けています。

映画『めまい』のみどころ

この映画はヒッチコック作品の中でも芸術的で映像が美しい作品です。

本作品の一番有名なシーンはジェームズ・ステュワート演じる高所恐怖症の主人公ジャックが螺旋状になった階段の上から階段の下を見下ろした時に急激に起こすめまいを表現したシーンで、このシーンは必見です。

ジェームズ・ステュワートの演技も素晴らしくて、相手役のキム・ノヴァクの妖艶な演技も素晴らしいです。

教会のシーンでの二人の演技にハラハラドキドキすること間違いなしです。

刑事のスコティはマデリンの尾行を始めてマデリンの知られざる秘密を知ることになります。

映画『めまい』の感想

この映画はヒッチコック作品の中でも映像がとにかく綺麗でカラー映画の歴史の中でも特に美しい作品です。

いい映画に巡り会えたなと思いました。

めまいによって不思議な世界に迷い込んだスコティの数奇な運命をヒッチコックの独特な演出によって傑作に仕上がっています。

映画『めまい』の登場人物・キャスト

ジョン・ファーガゾン:ジェームズ・ステュワート
マデリン・エルスター/ジュディ・バートン:キム・ノヴァク
マジョリー・ウッド:バーバラ・ベル・ゲデス
ギャヴァン・エルスター:トム・ヘルモア
検視官:ヘンリー・ジョーンズ

映画『めまい』のスタッフ

監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:アレック・コペル、サミュエル・テイラー
原作:ボワロー=ナルスジャック
製作:アルフレッド・ヒッチコック
音楽:バーナード・ハーマン
撮影:ロバート・バークス
編集:ジョージ・トマシーニ

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