映画『ロイドの要心無用』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

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1923年12月31日に公開された映画『ロイドの要心無用』。

この記事では、映画『ロイドの要心無用』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

映画『ロイドの要心無用』の予告編

アメリカの地方から成功を目指し都会にやってきたハロルド。彼は地元に愛する女性ミルドレッドを残しています。

ハロルドは近い将来、彼女を呼び寄せるため地位を得て確固たる収入を得ようと懸命に日々を送っています。

常日頃から、ミルドレッドに贈り物をしていたハロルドを慕い地方から出てきた彼女と結ばれる事を願い、ハロルドはやがて一大決心をします。

映画『ロイドの要心無用』のあらすじ(ネタバレなし)

ハロルドは恋人を田舎に残し、成功の為都会に出たのは良いが、ハロルドがつけた仕事は百貨店の店員でした。

しかし地元に残したミルドレッドを真剣に愛するハロルドは、なけなしのお金で自分の食事を我慢してでも贈り物をする真面目な青年でした。

やがてミルドレットはハロルドに会うため、都会に出向く事となります。

常日頃からミルドレットには自分が成功しているという趣旨の手紙を送ってはいたが実際の所は、勤務成績の評価が思わしくなく、ハロルドは解雇寸前の状態でした。

このままでは将来への道筋が見えないハロルドに、人生を逆転させる大きなチャンスが訪れます。

ハロルドは、店の支配人が知名度を上げるために考えた懸賞金付きの企画に応募することにします。

ハロルドは、高い所を容易に上る友人がいて、その友人に頼めば今回の企画で成功し、ミルドレットとの結婚ができると考え、人生の大勝負に出ようとするのでした。

映画『ロイドの要心無用』の解説

要心無用は、1923年公開のアメリカ映画です。モノクロ映画でありサイレント映画でもあります。

主演は、この時代のアメリカを代表するコメディアンのハロルド・ロイド。

この映画ではおなじみの時計台にぶら下がるシーンは、かつて手を怪我した事もあり義手で撮影されていてハロルドの役者魂を強く感じさせてくれます。

日本で最初に公開されたのは1923年の年末。当時は大正時代であり公開当時のタイトルは「要心無用」でした。

そしてこの映画はサイレントながら、ハロルド・ロイドの名声の高さから
時代を経て1977年に東宝系の洋画配給会社である東宝東和でリバイバル
される事となるがその時のタイトルは、「ロイドの用心無用」と変更が加えられました。

この映画はハロルド・ロイドの代表作となり、興行的にも成功をおさめ彼のトレードマークの眼鏡と共に、ハロルド・ロイドの世界的な名声を確立させた記念すべき映画です。

映画『ロイドの要心無用』のみどころ

最初の見どころは、10分以内に会社に戻らなければいけないにも拘わらず、違う車に乗せられて、会社とは違う場所に到着した困ったハロルド。列車で戻ろうとするも混雑して乗れません。制限時間が迫る中で追い詰められたハロルドは、ついに機転を利かせてある乗り物に乗り込みなんとか、会社にたどりつこうとする奇抜なアイデアをコミカルに演じます。この一連を描写はなかなか見どころです。

また勤務先のハロルドに会いに来た恋人が、ハロルドがついに支配人になったと勘違いしたため、ハロルドは支配人のふりをして、恋人の期待を裏切らないようにするシーンも見どころです。

そして最後の皆が見てる中での屋上を上るハロルドの様子は、最高の見せ場です。もともと自分が昇るはずではなかったのに、急遽結婚のため人生をかけてこの大一番に挑みます。

撮影当初すでに手を負傷していたハロルドが、まさに人生をかけて挑んだ魂のこもった最高の見せ場です。

映画『ロイドの要心無用』の感想

映画全体を通して、ハロルド・ロイドの人を笑わせる才能のすごさに改めてひきつけらます。

後世に残る時計台のシーンは、ハロルドがスタントを使わず直接演じた場面だと知って、改めて映画を成功させるために自分のすべてをかけるプロとしての姿勢のすごさを感じました。

この映画の撮影の前にすでにハロルドは指を負傷していながらもハロルド・ロイドのキャリアを掛けて演じたこの映画は、全ての人にお勧めできる作品と感じました。

映画『ロイドの要心無用』の登場人物・キャスト

ボーイ:ハロルド・ロイド
ガール: ミルドレッド・デイヴィス
友人:ビル・ストローザー
警官:ノア・ヤング
売り場の上司:ウェストコット・クラーク

映画『ロイドの要心無用』のスタッフ

監督:フレッド・C・ニューメイヤー,サム・テイラー
原案:ハル・ローチ,サム・テイラー,ティム・フェーラン
製作:ハル・ローチ
撮影:ウォルター・ランディン

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