1949年12月27日に公開された映画『若草物語』。
この記事では、映画『若草物語』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
映画『若草物語』の予告編
雪が降り積もる田舎町、マーチ一家は貧しいながらも楽しくクリスマスの準備をしていました。
マーチ一家は、牧師の父(従軍中で不在)と夫の代わりに教会のお仕事をこなしている母、そして仲の良い4姉妹です。
貴婦人に憧れがある長女に作家を目指す次女、絵が得意な三女、そしてピアノが大好きな四女。
それぞれ趣味や夢はちがいますが、家族のことを想う心優しい姉妹なのです。
映画『若草物語』のあらすじ(ネタバレなし)
アメリカの田舎町で暮らすマーチ一家には、とても仲良しな4姉妹がいました。
しっかり者の長女・メグ、作家を目指す次女・ジョー、絵が得意な三女・エイミー、そしてピアノが大好きな四女・ベス。
牧師の父親は従軍中で不在なので、代わりに母親が教会のお仕事をこなしています。貧しさに不満はありつつも、みんなで支えあい心豊かな生活を送っている一家です。
クリスマスになると叔母からもらったお小遣いを手に、4姉妹は町にあるお店へ欲しい物を買いに行きます。
それぞれ欲しい物を選び、満足しながら家路についた4姉妹でしたが、とある理由でお店にすべてを返品してしたのでした。
映画『若草物語』の解説
1949年に公開されたアメリカの映画作品で、日本でも同年に公開されています。
貧しくも家族への思いやりを忘れていない4姉妹の、成長を描いたストーリーになっています。
ルイーザ・メイ・オルコットの同名小説を原作とし、以前にも映画化されていますが、今作は初のカラー映画として公開されました。
アカデミー賞では、美術賞を受賞し、撮影賞にノミネートされるなど、カラー映画が大きく評価されたことがわかります。
4姉妹を演じたキャストはもちろん、他のキャストも演技に定評がある人気俳優を多く起用しており、とても豪華です。
映画『若草物語』のみどころ
有名な小説なので、何度も映画化されている作品ですが、初めてカラーになった記念すべき映画作品です。
出演している俳優陣や美術セットの豪華さが、より伝わるので必見です。
メイン登場人物となる4姉妹を演じた俳優陣は、誰もが演技に定評がある人気俳優ばかりで、原作のイメージを壊すことなく演じています。
ハリウッド黄金時代を代表するひとり、エリザベス・テイラーの若い頃の演技が見れることも貴重です。
そして、4姉妹以外の登場人物を演じる俳優陣も豪華な顔ぶれです。今は亡き名優たちの演技も見ることができるので、素晴らしいストーリーと共にぜひ楽しんで見てもらいたいです。
映画『若草物語』の感想
原作のイメージを大きく変えることなく、豪華な俳優陣や美術セットをカラーで見ることができる映画作品です。
ストーリーは愛があふれる内容なので、見ているこっちも優しい気持ちになれます。
現在のようなキレイな映像ではありませんが、そのことをマイナスに感じさせない名優たちの演技は必見です。
映画『若草物語』の登場人物・キャスト
ジョー:ジューン・アリソン
メグ:ジャネット・リー
エイミー:エリザベス・テイラー
べス:マーガレット・オブライエン
母親:メアリー・アスター
映画『若草物語』のスタッフ
監督:マーヴィン・ルロイ
原作:ルイーザ・メイ・オルコット
脚本:ヴィクター・ヒアマン、サラ・Y・メイソン、アンドリュー・ソルト
音楽:アドルフ・ドイチュ
撮影:ロバート・H・プランク、チャールズ・エドガー・シェーンバウム